働きやすい病院を探す条件は3つ!!

働きやすい病院を探すには、給与や勤務地だけのデータを参照しただけでは十分とはいえません。
では、どのような条件で探せば、看護師にとって「働きやすい病院」となるのか、ここではその重要ポイントを3つ上げていきたいと思います。

1.円滑な人間関係を保てている

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トップページの「看護師の悩みランキング」を見ても分かる通り、やはり多くの方が人間関係に関する問題を退職理由にあげています。

そういった病院の内情を知るには、実際にそこで働いている知り合いの看護師に聞くのが一番ですが、それが出来る方は一握りだと思います。
では、れ以外の方はどのようにすれば、数字に表すことが出来ない人間関係の円滑さを見極めれば良いのか、ということですが、それは「入職した看護師の定着率」です。

入職した看護師が次々に辞めていく病院というのは、必ずどこかに問題があります。
いくら給与や労働時間などが好条件であったとしても、すぐに飛びつくことはやめ、それらを冷静に見極めることが重要です。

2.看護師と病床数の割合

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病床数に対して看護師の数が少なければ、当然、一人の看護師に対しての負担が大きくなります。

それにより医療の質が下がってしまう事はもちろん、その病院の経営状態も不安定である可能性が高いと言えます。

また、仕事上の負担が大きくなればなるほど、当然ストレスも溜まりやすくなり、そこから円滑な人間関係を遠ざける原因に発展するケースも珍しくありません。

3.休暇日数と有給消化率

看護師に限らず、しっかり働いた後はしっかりと休む事がとても重要です。
これにより過度にストレスを貯めること無く、翌日の仕事に打ち込むことが出来ます。

休暇日数についても調べておきましょう。

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一般的には休暇日数を「4週8休」と定めている病院が多いのですが、これを「1月8休」と表現している病院もあります。
しかしこれら2つは同じように見えて、年間日数として比較してみると、「4週8休の場合、年104日」「1月8休の場合、年96日」と、その差は明らかに違います。

また完全週休二日制と考え「2013年4月1日~2014年3月31日」の土日、祝日を足した日数は117日となります。

つまり、117日を基準としてそれ以上の休暇がある病院は働きやすい病院、それ以下ならそうでない病院だと言えます。


有給休暇については、入職してから6ヶ月後に10日間を付与することが法令的に義務付けられています。
それらがしっかりと守られている事はもちろん、有給休暇の消化率についても調べておくことが重要です。

条件に合った病院の探し方

上記3つのポイントを抑える事が、看護師として働きやすい病院を見つける絶対条件だと言えます。
しかし、職安などのデータには当然このような記載はありません。

では、どのようにすればこういったデータを手に入れ、自分に最適な病院を探せるのか?
その答えは、「看護師求人サイト」などの転職エージェントを利用することです。

転職エージェントを利用すれば、給与や勤務地はもちろん、病院の内情や細かなシステムなど、数多くの情報を同時に手に入れることが可能となります。


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しかし、その「看護師求人サイト」も膨大に存在しており、中には入職率を上げる事だけを目的に、強引に適していない病院を斡旋する業者も少なくありません。

そこで、厚生労働大臣から許可された求人サイトだけを集めた「看護師求人サイトランキング比較.com」などを利用して、自分に最適な病院を見つけることが重要です。


間違っても職安などで、勤務地や給与だけのデータで病院選びをするのはやめておきましょう。
それでは結局同じ問題を抱えて、また新たな病院選びに奔走することに繋がってしまいます。